6月に予定していた個展ですが、赤レンガ倉庫1号館と協議の結果、9月30日~10月5日に変更となりました。たくさんの方に安心してご来場いただけることを祈っています。
先の見えないトンネルに入って、だいぶ経ちました。それでも戦争下の日々を思い出せば、出かけられなくても、食料の買出しができなくても苦ではありません。
戦争が厳しくなると色々なものが制限され、娯楽は禁物。爆撃が続き、展覧会なんて開催される状況ではありませんでした。戦争が終わっても、貧しい生活が続きましたが、美術大学に行きたいと望んだ長女の私を、父が迷わず応援してくれたことを思い出します。社会の中で芸術家がいる意味を何度も考えながら生きてきました。
今まで何度の戦争・混乱があっても、人の心は文化を求めて、芸術の火は消えることはありませんでした。みんなで芸術を楽しめる日が一日でも早く訪れるように、まずはできることをがんばりたいと思います。
丸茂万紀子
天然素材を使うテキスタイルデザイナー 草木染アーティスト
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